 |  |  |  | イーストウッドとスピルバーグ(製作と担当)という2大巨匠が、硫黄島での戦いを米国側の視点から捉えたもう1本、「父親たちの星条旗」に続き、本作では同じ総力戦を日本側の視点から深く掘り下げて追求。圧倒的に不利な戦局にあって、優れた知性と人間味あふれる見事な采配で、米軍相手に36日間にも及ぶ過酷な長期戦を戦い抜いた知将・栗林に「ラスト サムライ」の渡辺謙。また米国映画なのに、人気グループ“嵐”の二宮和也、伊原剛志、加瀬亮ら、日本の俳優陣が日本語で見事なアンサンブル演技を披露したのも注目すべき見どころだ。 |  |  |  | 日本の戦局が日増しに悪化の一途を辿っていた1944年6月、かつてアメリカ留学の経験を持つ日本陸軍きっての知将・栗林中将が、本土防衛の最後の砦ともいうべき硫黄島の命運を託され、指揮官として島にやってくる。日米双方の圧倒的な戦力の差を考慮して、従来型の玉砕戦法ではとてもアメリカ軍相手に、数日ともたないとみた彼は、長期の持久戦へと持ち込むべく、兵士たちに命じて島の各所にトンネルを掘り進めて地下の要塞を築き上げる。そしていよいよ1945年2月19日、アメリカ軍は島への上陸作戦を開始。かくして36日間にも及ぶ過酷で壮絶な戦いの火蓋は切って落とされ…。 |
|  |  |  | 監督 | クリント・イーストウッド
| 製作 | クリント・イーストウッド
スティーヴン・スピルバーグ
ロバート・ロレンツ
| 原案 | ポール・ハギス
アイリス・ヤマシタ
| 脚本 | アイリス・ヤマシタ
| 撮影 | トム・スターン
| 音楽 | カイル・イーストウッド
マイケル・スティーヴンス
| 出演 | 栗林忠道中将:渡辺謙
西郷:二宮和也
バロン西:伊原剛志
清水:加瀬亮
伊藤中尉:中村獅童
花子:裕木奈江
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